県外居酒屋探訪

【静岡呑んだくれツアー その④ 居酒屋 「手酌酒 燗」(静岡市)編】

「よしく」さんを堪能した後 「今度は美味しい日本酒を色々と呑みたい!!」という話になり この界隈をぶらつき日本酒の品ぞろえが豊富そうでヨサ気なお店を探す事に・・・しかしイマイチ自分たちがどこを歩いているのかも分からず 方向感覚がチンプンカンプンで同じ道をグルグル徘徊ばかりしているようで一向にヨサ気なお店は見つからない(汗)!!

しかもポン引きが多いのなんのってのには驚いてしまった(もしかしたら新宿歌舞伎町よりも多いのでは?)!!なんだか道を歩いている観光客よりポン引きの方が多い感じである(笑)!!

「そういえば宿泊先の近くに ヨサ気なお店があったよなぁ~!!」という事で一同そちらへ向かう!!
a0005436_14231289.jpg






a0005436_14271535.jpg
お店はこちら 【手酌酒 燗】 (静岡市両替町)さん!!
a0005436_14293820.jpg
どうやら燗酒にこだわっていそうなお店である!!
a0005436_14295813.jpg
もともと違うお店を経営していたようなのだが 今年の2月に「手酌酒 燗」というお店でリニューアルオープンしたそうである!!
a0005436_1431554.jpg
店内はコの字型カウンターとテーブル席があり 黒を基調としたシックで落ち着いた感じである!!
a0005436_14334225.jpg
こちらは日本酒メニュー!!品揃えはそれほど豊富という感じではないが この他にも1~2種類他の銘柄もあるらしい!!
a0005436_14371673.jpg
そんな中から選んだお酒はこちらの3酒!!
【乾坤一(けんこんいち) 超辛口純米吟醸原酒】 (大沼酒造店@宮城県村田町)
【杉錦 山廃純米 天保十三年】 (杉井酒造@静岡県藤枝市)
【白隠正宗(はくいんまさむね) 少汲水(しょうくみみず) 純米酒 SeasonⅢ】 (高嶋酒造@静岡県沼津市)
a0005436_14494375.jpg
a0005436_14495943.jpg
「乾坤一超辛口純米吟醸原酒」
1日も早い復興を願わずにはいられない宮城県の地酒である!!「純米吟醸」なのだが吟醸香はそれほど感じずとても穏やかである!!呑み口は軽快で後味に辛みを感じる!!
a0005436_14534033.jpg
「杉錦 山廃純米 天保十三年」
takezoの好きそうな低精米 高酸度の濃厚なお酒である!!口に含むと酸がガツンとアタックしてくる 酸っぱい・・・!!しかしそれほど濃さを感じないので以外にもスルスルーッと呑めてしまう!!面白い事にこちらのお酒は価格を抑えるために酒米ではなく一般米(あいちのかおり)を使っている点である!!

以下 「杉錦」醸造元 杉井酒造さんのHPより抜粋!!
米と水だけで造る純米酒は日本酒の本来の形として、地酒蔵元が最も力を入れている分野です。より良い純米酒を造ろうとした場合、現在の常識的な考えでは、より精白歩合を上げて、低温醗酵させ純米吟醸酒にするのが普通です。 吟醸でない場合も、できる限り吟醸に近い、味のきれいな酒にする事を競ってきたと思います。 このスタイルの酒も純米酒の優れた特質を実現していますが、

①.きれいな酒にするにはアル添して本醸造にしたほうがより適性がある
②.吟醸に近づけようとすると安価な純米酒はできない

 という点に、問題を感じてきました。純米酒のシェアが10%代の前半ほどしかないのもその辺が理由かもしれません。

 比較的安価で、大量に収穫できる米を原料にする日本酒には、大麦を原料にしたビールと同じく、日常の酒として飲んでもらうジャンルが純米酒でも成り立つはずだと思います。

 以上のような考えから、掛米の精米歩合78%、麹は70%で山廃純米を造ってみました。原料米は「あいちのかおり」という一般米です。酒米を使わず精白を低くしたのは価格を抑えるためです。

 この酒の味わいで一番特徴的なのは酸度で2.3あります。 現代の普通の純米酒と比べてかなり高めですが、大正、昭和の初期くらいまではこれくらいが当たり前で、現在のように酸度が低い時代は日本酒の歴史の中ではむしろ例外かもしれません。昔は生もと、山廃仕込で米は磨いておらず、木桶で醗酵温度は高かったので自然にこれくらいの酸度になりました。 現代は酸の少ない添加酵母で速醸酒母を立て、清潔なホウロウタンクで低温醗酵させるので酸は高くなりません。

 我々もこれが進歩だと思ってました。酸の少ない酒は口あたりが良く、特に吟醸酒のコンテストでは酸が少ないほうが有利です。 しかし、普段飲む酒がみな酸が少なくなってしまった現状が、日本酒の需要減少の遠因かもしれない気がします。日本酒と比べ酸の高いワインがかなり日本人に浸透してきた事からも、自然な酸味を日本酒の味の大事な要素として復活させたいと考えました。
 この酒では山廃酒母と仕込配合の工夫で酸を高くしましたので、含まれる酸は伝統的な日本酒と同じくコハク酸と乳酸が主体です。

 味わいは高い酸味が印象的で、甘みもあり濃醇ですがくどくありません。雑味や山廃的なクセもほとんど感じません。基本的に夏を越してからの酒だと思いますが、高い酸味は夏の酒としてもいいと思います。
a0005436_1533791.jpg
「白隠正宗 少汲水 純米酒」
こちらも昔ながらの味わいを再現したようなお酒である!!穏やかだが(なんと表現したらよいのだろう?)上立香を感じる!!味わいは濃厚旨口!!こちらのお酒も掛米に先ほどの杉錦同様「あいちのかおり」という一般米を使っているようだ!!麹米は「誉富士」!!

因みに「誉富士」とは 静岡県で初めてとなる酒米(酒造好適米)のオリジナル品種が育成されました。“酒米の王者”とも呼ばれる「山田錦」の人為的突然変異によって得られた品種 が「誉富士」だそうである!!この「誉富士」を使った「白隠正宗」は以前定例会(2007’3月 第58回)に登場している!!

ラベルには以下のような事が書かれていた!!
現在流通している日本酒の汲み水歩合は平均で130~140%ですが、昔ながらの酒造りで用いられた汲み水歩合は100%だったそうです。昔は酒屋さんが桶で酒を仕入れ、その買った酒を加水して販売しておりましたので、味の濃いお酒がもてはやされたと聞きます。
当時の日本酒は現在流通している酒よりも度数が低かったものと考えられます。
弊社ではいずれ13~14%のアルコール度数で飲み易く心地よい日本酒を造るため、この度実験的に少汲水純米酒を醸造致しました。
a0005436_15185465.jpg
「燗」さんでは冷酒でも燗酒でも正味一合のきき猪口で出してくれるのである!!写真ではそれほど感じないが実際のきき猪口は結構大きいものである!!量は多く呑めるので嬉しい半面 色々な種類が呑めないので悲しい!!
a0005436_15245651.jpg
こちらは料理メニュー!!
a0005436_15265634.jpg
【お通し三種】
a0005436_1528566.jpg
【大人のポテサラ】
最近どこに行っても注文する「ポテサラ」(笑)!!黒コショウのピリッとした辛みが「大人のポテサラ」である(笑)!!
a0005436_15333562.jpg
【ほうぼうの刺身】
a0005436_15343519.jpg
【レバ刺し】
a0005436_15352515.jpg
【アジのたたき】
a0005436_15365952.jpg
a0005436_15371868.jpg
【高砂 辛口純米酒】 (富士高砂酒造@静岡県富士宮市)

呑み口は爽快で後味として喉にヒリヒリ辛みを感じる「高砂」である!!本当はこちらのお酒も一合のきき猪口だったのだが 一人一合づつだと正直キツイいので 店主に「みんなで呑みたいので徳利に入れて下さい!!」と無理を聞き入れてもらった!!
a0005436_1541719.jpg
a0005436_15413033.jpg
【大那(だいな) 特別純米酒 特別栽培米那須五百万石】 (菊の里酒造@栃木県湯津上村)

製造本数は年間300石と小さな蔵元さんが造る ふんわりとした優しい味わいそしてお米の旨みを感じられるお酒「大那」である!!

「大那」の由来は・・・
那須高原の南端、那珂川とその支流、箒川、蛇尾川の3つの川が村内に流れておりあちこちで清水や涌き水が見られ、古来より農業や稲作が盛んに行われてきました。この大いなる那須の大地が育んだ豊穣なバックグラウンドを大切にし、それを日本酒という形で伝えられたらと思い「大那」と銘名しました。農業製品として「大那」を造り続ける事、表現し続ける事が大切だと考えてます。

“特別栽培米那須五百万石”についての説明文(平成20年12月現在)
米と水でしか造らない日本酒だからこそ、「米」にこだわる必要が有ります。どこにも負けない高い品質の酒造好適米を地元で作りたいという私の強い願いのもと、3年前から大那酒米研究会を発足させ、試験栽培、試験醸造、勉強会を農業士の“有本孝之”氏率いる那須クリーン農業研究会の力を借りて続けてまいりました。
酒米の品種は那須地区という寒冷な地域でも比較的安定した収穫が得られる五百万石にしぼり、今期の仕込みからは、使用する酒米の全量の8割を占めるまでになりました。

酒米の栽培は、那須高原の麓にある黒田原を中心とした地域で、面積は500a、玄米数量24000kg(400俵)を米生産農家と直接契約し栽培しています。(「大那」醸造元 菊の里酒造さんHPより抜粋)
a0005436_1636584.jpg
真ん中が「燗」さんの店主永井さんである!!
どうもごちそーさまですた。。


◎いつも応援ありがとうございます◎
a0005436_2184045.jpg
日本酒義援金プロジェクトHP

にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 山梨情報へにほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ人気ブログランキングへ
トラックバックURL : http://junmaikyo.exblog.jp/tb/12918231
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by ARDBEG1975 at 2011-06-19 17:23 x
間違い無く飲み続け帰れなくなる銘柄ばかり、しかも一合のきき猪口。ひとりでは行けないな。。。
定例会再参戦させていただきたいと思います。
Commented by 純米狂@takezo at 2011-06-19 17:56 x
◎ARDBEG1975さん◎
一人一合ってのはキツイですよね!!
色々な種類のお酒を呑んでみたいうち等にとっては
嬉しいんだか悲しいんだかって感じがします(笑)!!
定例会またいつでも参加してくださいな!!
Commented by g-san1101 at 2011-06-19 19:08
白隠正宗好きです。静岡で誉富士を一番上手に扱う蔵だと私は思っています。こんな季節でもお燗で飲みたいですね。
Commented by hirorin at 2011-06-19 22:18 x
やっとここまでアップされて♪
自分の知っているお店が、takezoさんが書くとこういう感じなんだー
って思って、読んでて楽しいです。
自分がその場にいなかったことがとっても残念・・・。

次の来静のときには、是非とももっと事前にご連絡を!!
お燗の美味しいお店とか、まだまだ他にもいっぱいありますから!
Commented by 純米狂@takezo at 2011-06-19 22:21 x
◎g-san1101さん◎
自分も誉富士を使っている日本酒というと
一番最初に「白隠正宗」が浮かんできます。
誉富士を使ったお酒これからも色々と試してみたいものです!!
Commented by 純米狂@takezo at 2011-06-19 22:30 x
◎hirorinさん◎
いんやぁ~それにしてもしぞーかの都会さには驚いてしまいまスタだ!!
まさかあれほどとは・・・(笑)。
あれだけお店があるときっとたくさん素晴らしいお店があるんだろうなぁ~!!
今回は驚かそうって魂胆で当日お知らせでしたけど(笑)
まさか海外へ行かれていたとは・・・。
では今度しぞーかへ出没する際には事前に連絡いたしますね~!!
おススメの〆ラーメン店(←おいおい そっちか!!)教えてください!!
by jun-mai-kyo | 2011-06-19 16:37 | 県外居酒屋探訪 | Trackback | Comments(6)

山梨(甲府近辺)で「純米狂」という日本酒の会を毎月主催している 利酒師takezoです!!定例会以外の週末は ひとり呑みがライフワーク♪ あちこちそっちと お店をパトロールしとります!!


by takezo@純米狂
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31