【「初のみ切り」 新酒はいかが？ ！！】

「初のみ切り」新酒はいかが？
日本名門酒会山梨支部加盟店会と萬屋醸造店
熟成前段階を来月、限定発売

日本名門酒会山梨支部加盟店会と萬屋醸造店（富士川町青柳町、中込元一郎社長）は７月、熟成前段階の新酒を限定発売する。一部の人しか味わえない「初のみ切り」段階の新酒を楽しんでもらおうと、一足早く出荷。同支部は「フレッシュな味わいを楽しんでほしい」としている。
　
日本酒は通常、冬、仕込みに入り、翌年の秋に殺菌をしたり、水を加えてアルコール度数を調整してから出荷されるのが一般的。６～８月には蔵元の当主や杜氏（とうじ）、国税局の鑑定官が「初のみ切り」を行い、熟成状況をチェックする。
　
初のみ切り段階で味わえる日本酒は調整前のため、アルコール度数が若干高いが、「すっきりとした味わいで飲みやすい」という。ただ、初のみ切りの参加者は限られているため、「より多くの人に熟成前の酒の味を楽しんでほしい」と企画した。
　
熟成前の新酒、純米原酒生詰め「春鶯囀　夜空の恋音」は７２０ミリリットル入りで１５７５円。８００本限定の販売で、同支部加盟店で取り扱う。６月２８日まで予約を受け付け、７月３日に発売する。
　
６月３日には、萬屋醸造店で「初のみ切り」に見立てた試飲会を開催。同支部加盟店の店主らが６個の樽（たる）に入った日本酒の味をチェックし、味や香りなどを基準に発売する日本酒を決めた。 （山梨日日新聞より）


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