第32回 純米狂の集い。
2004年 07月 25日

昨日は第32回 純米狂の集い開催日であった。場所はS藤氏行きつけの料亭「みな金」 このお店 有名店でありどうやら一見さんお断りのお店らしい。よくそんなお店に持ち込み了承させてもらえたな~と感心するばかりである。(恐るべしゴルゴS藤!)。もちろん格式も高く 料理 サービスなど大満足!でした。みな金の大女将さんも この会を気に入ってくれたようで・・・また開催させてもらおう!

君盃 天領の瀧純米酒無濾過生原酒
(しぼったその日に出荷のお酒)
南部美人 純米吟醸 山田錦
忠正 安部街道中取り無濾過生原酒本醸造斗瓶囲い
あれ?と思われた方がいると思いますが そうです今回は「本醸」をみんなに内緒で出品してみました。(オイ 純米狂ではないじゃん!)でも この本醸そんじょそこらのとは訳が違うお酒でして・・・感想 スペックなどは拙サイト活動報告など参照してくださいな!


なんったてうまかったし~(アホ)

でも このお酒は特別ですね~♪
「同じ規格の新酒の本醸造と純米を比べて、アルコール度が同一であると純米の方がアルコールっぽいです。これは、新しく生まれたアルコール独特のものです。醸造アルコールを新酒に入れる際に、アルコールっぽくなくするために入れる場合もあります。」
これを私なりに科学的に説明してみます。
よくいう「アルコールっぽさ(臭さ)」には、実は純粋なエチルアルコールだけではなく、高級アルコール・フーゼル油・エステル類も含まれます。で、後者のほうがより少量で嗅覚に影響します。つまり、純粋なエチルアルコール(エタノール)の割合が高いほうが、「アルコールっぽさ(臭さ)」が低い、ということになります。
ついでに、セメダイン臭(酢酸エチル臭)をアルコール臭と混同している人も実際にいます。そういう人は静岡酵母、特に HD-1 で造った純米酒の新酒を飲んで「これはアルコール添加酒だ! この蔵は嘘つきだ」と臆面もなく言ってくれます。このへんの誤解を解くのはタイヘンです‥‥

ね。
しかし このレベルのお酒になると純米か本醸かというのもブラインドで呑んだ限りでは なかなかわかりません~!
その「大七」、新酒の時期は仕方ないのかもしれませんよ。ちょっと(といっても秋か冬まで)寝かせてみたらどうでしょう?

ということは 静岡酒は熟成させた方がもっと旨いのでしょうか?
特に「國香」はその傾向が強いです。14BYの特別純米酒の無濾過生原酒、新酒で飲むのはセメダイン臭がかなりキビシかったです。で、夏を越したらスっと入るようになりました。
たぶん日本一「國香」に入れ込んでいる松永酒店さんは、「ここの大吟醸は、3年くらい寝かせると旨みが出ていいんだよねー」などと言われます。
以前 名古屋のお店「まほらま」さんにお伺いした時に熟成酒の美味しさにハマりました。
そう思うと 静岡酒 すぐに飲んでしまうのは勿体無い感じがしますね。

